娘の結婚、父親の気持ち

やはり見たい、娘の花嫁姿

男親は、娘が生まれると嫁に出したくないなどと言いますが、そんなことを言っていられるのもはじめのうちだけです。20代後半になり、30代に突入しても嫁に行く様子が全然なければ今度は孫の顔が見れないのではないかと心配しなくてはならなくなります。

女として生まれたからには一番の親孝行は花嫁姿を見せることだと思います。孫の顔を見せてあげれば尚良いですが、娘の花嫁姿を見ることができればとりあえずは安心するのが親というものです。

最近は未婚率が増えてきていると聞きます。男女共に結婚年齢の平均はどんどん上がっており、昔は30歳で行かず後家などと言われたものですが、今では30歳で独身なんて珍しくもなんともありません。

昔と違って豊かな時代になり、選択の自由も増えました。結婚するかしないか、ましてや子供を生むか生まないかはそれこそ当人の自由です。結婚するにしても結婚式を挙げず入籍だけという夫婦も少なくありません。しかし親の立場からすれば、やはり生きている間に娘の花嫁姿を見たいと思うのが本音でしょう。

ハワイで挙式した娘の花嫁姿に感動

日本では秋が深まる10月の終わりに、私の娘が常夏のハワイの教会で結婚式を挙げました。親族だけのつつましい挙式でしたが、目の前に広がる真っ青な海のほとりに建つ白い教会は、純白のウェディングドレスを着た娘の花嫁姿をさらに美しくさせているようでした。

一緒に歩いたバージンロードは、父親の私にとって今まで育てた思い出を呼び起こすのには十分な長さで思わず涙がこぼれそうになるほどでした。式も終わり、教会から出る時に参列した人たちからお祝いのフラワーシャワーを浴びる娘の花嫁姿は、幸せいっぱいの良き思い出としてこれから生涯忘れることはないでしょう。

ハワイの海からの柔らかな潮風がウェディングドレスや髪飾りを揺らし、娘の花嫁姿を涼やかなものに演出しているかのようで、ハワイの夏の雰囲気を清々しいものにしていました。多くの道行く外国の観光客の目線を一斉に集めていた娘の花嫁姿は、世界中から祝福されているようで親として嬉しい限りでした。